あなたは服でパンパンになったクローゼットの前で、「着る服がない・・・」とため息をついたことはありませんか?
朝起きて、服を選ぶのが面倒くさいから外出せずにベットの上でゴロゴロしていることはありませんか?
もしそうだとしたら、もったいないです。
どうしてクローゼットには服が沢山あるのに、着る服がないのでしょうか。
それは、普段の服の選び方にあるのかもしれません。
ミニマリスト的な考え方で、服の選び方を見直してみましょう。
クローゼットの服を整理しよう「捨てるか残すか選ぶ基準」
人は選択肢が多すぎると決められず、「選択しない」という選択をする生き物です。
クローゼットも同じです。服でパンパンになっているから、服を選ぶことができないのです。
まずは、クローゼットの中にある服を減らす作業をしましょう。
最初のステップとして、すぐに判断できる基準でふるいにかけていきます。
即捨てリスト
以下に当てはまる服は、即捨てしてもよいでしょう。
クローゼットの前に立ち、1つ1つ服を手にとり確認していきましょう。
- 毛玉が沢山ついている
- 穴が開いている
- 首元や袖などがよれている
- 何度も洗濯をして生地が薄くなっている
- シミがついている
- 自分の今の体型に合わないサイズ
- 嫌な思い出が蘇る
いくらデザインの良い服であっても、よれているとだらしない印象を与えます。
傷んだ服には、今までありがとうと感謝を告げて手放しましょう。
ヨレヨレのブランド服よりも、新品のプチプラ服を着ているほうが他者からの印象はよいものです。
迷った服は1日着てみる
即捨てリストで、ある程度はいる服といらない服に仕分けられたでしょうか?
ふるいにかけている途中で、いざ服を手にとると、捨てるのが惜しくなってしまうことがあります。
その場合は、丸1日着てみて判断するのがよいでしょう。
“丸一日”というのがポイントです。
なぜなら、動きやすさ、気分、着心地などは袖を通して鏡の前に立っただけでは気付けません。
丸一日服を着てみたら、以下の基準で今日1日を振り返ってみてください。
残す基準
- それを着ると、自分に自信が湧いてきた
- それを着ると、1日気分が良かった
- それを着ると、自分がより良く見えた
- それを着ていて、着心地が良かった
捨てる基準
- それを着ると、悪い意味で人の目が気になった
- それを着ると、一日気分が悪かった
- それを着ると、自分がダサく見えた
- それを着ていて、着心地が悪かった
- それを着ると、動きづらかった
さあ判断できたでしょうか?
何を着るかによって、その日1日がより気分の良いものにもなれば、いやな気分になることもあります。
服1枚で1日の気分を大きく左右してしまうのです。
そう考えると、人生の貴重な時間を服で台無しにしたくないですよね。
もったいないから・・・といつまでも服を取っておくと、自分の人生の時間の方がもったいないですよ。
服を買う前に確認したい「服を買う時の基準」
クローゼットの中が片付いたら、今度はこれから服を買う際にどのように選べばよいか考えてみましょう。
服を今までと同様に好きなように買っていては、片付いたクローゼットもすぐにパンパンになってしまいます。
服を買う時のチェックリスト
なんとなく良い服が見つかったと思ったら、胸が高鳴りますよね。
でも、衝動買いする前に以下のチェックリストを確認してみてください。
- 今着ている服を脱ぎ捨ててその服に着替えたいと思うか
- 似たような服を持っていないか
- その服と家にある服でパッとコーディネートが思いつくか
1.今着ている服を脱ぎ捨ててその服に着替えたいと思いますか?
その場で着たいと思えない服は、仮に自分のクローゼットにあっても手に取らないでしょう。
きっとどこかしらに不満があって惰性で選んでいるはずです。
それは着心地の悪さでしょうか?
それとも服の色でしょうか?
それとも…
2.似たような服を持っていませんか?
良いなと思って手に取った服も、実は似た服がクローゼットにないでしょうか?
同じような服は1つあれば十分です。
なぜなら、似た服があるとそこに少なからず優劣が生まれます。
そうすると、劣る方の服を着たときにテンションが下がってしまうのです。
似たような服は、今持っている服を着倒してから買いましょう。
3.その服でパッとコーディネートが思いつきますか?
その服単体でみたときには良いなと思っても、コーディネートができなければその服を着る機会は生まれません。
買う前に必ずクローゼットの中のどの服と合わせたら良いか考えてみてください。
1つも思いつかないようであれば、その服は合わせづらい服かもしれません。
必ず試着をすること
シンプルなTシャツでさえ、袖の長さ・丈感・首元の形や開き具合・顔写り・胴回りの大きさなど自分の体型に合うかどうか重要なポイントはたくさんあります。
正直、洋服単品でみると可愛くても自分に似合う服とは限りません。
それは、一人一人身長も体重も体格も、顔の作りも肌色も異なるからです。
自分を輝かせる服は、運命の服です。
必ず試着をして、自分がより良く見えるかチェックしましょう。
試着した際に、少しでも首を傾げることがあれば、買ってはいけません。
何故なら、クローゼットの前でも、その服を手に取ってあなたは首を傾げてまたクローゼットへ戻すことが目に見えているからです。
服を買いに行くときの服装にも気を付ける
服を買いに行く時の服装も、服を選ぶ上では大切です。
買いたいアイテムがすでに決まっている場合は、それに合わせたい服を着ていくとよいでしょう。
細身のトップスに合うズボンが欲しいと思えば、細身のトップスを着ていくべきですし、ワンピースに合う上着が欲しいと思うのなら、ワンピースを着ていくべきです。
漠然とどんなものを買うか決まっていない場合、例えば「友達と旅行に着ていく服」、「お洒落なレストランに着ていく服」などテーマだけが決まっている場合は、ワンピースなどではなく上下セパレートの服を着ていくべきです。
ワンピースを着ていくと、トップスを試着する時に困ってしまいます。
気付くとなぜか溜まっている「ジーパン」はどう選ぶか
ジーパンは、微妙な色味の違いや形の違いがあり、いくつも欲しくなってしまいますよね。
気付いたら、似たようなジーパンが家に何着もあったりします。
ジーパンは、以下2つの基準で選びましょう。
- 生地が柔らかく、伸縮性があるか
- 自分の体型がカッコよくみえるか
1.生地が柔らかく伸縮性が良いもの
ジーパンはお洒落として履くこともありますが、アクティブに動きたいときや、作業をするときにも活躍するアイテムですよね。
そんなときに、生地の硬いジーパンでは動きづらくてたまったものではありません。
ジーパンは伸縮性があり、生地の柔らかいものを選ぶようにしましょう。
2.自分の体型がカッコよく見えるか
ジーパンの形によって、自分のスタイルを良くみせることができます。
そのため、自分の体型とよく相談することが大事です。
足に自信のある人なら、強調できるものを選べば良いですが、足にコンプレックスを持っているなら、コンプレックスをカバーできるデザインを選ぶのがベスト。
スラッと足の細い人
スラッと足の細い人はスキニージーンズを履くとカッコよく見えます。
足の太さにコンプレックスがある人
足の太さにコンプレックスを持っているなら、無理にスキニージーンズを履く必要はありません。
ダボっとしているジーンズにスマートなトップスを合わせると意外と着痩せ効果があります。
足の短さにコンプレックスがある人
足の長さにコンプレックスを持っているなら、「ハイウエスト」で「丈は長め」がオススメです。
ボトムスはポケット付きを選ぶ
ボトムスを選ぶ時に、まず確認してほしいポイントは、ポケットが付いているかどうかです。
キャッシュレス時代になった今、スマホ1つでも出かけられるようになりました。
ボトムスにポケットがあれば、鞄を持ち歩かなくてもスマホをポケットに入れて出かけられます。
また、新幹線のチケットを入れたり、ハンカチを入れたり、ポケットがあるといざという時に役に立つものです。
逆に、ポケットがないと不自由な場面が出てきます。
ボトムスを買うときは、ポケットが付いているか確認しましょう。
服の生地は「ポリエステル」一択!
ミニマリスト観点からいうと、服の生地は「ポリエステル」1択です。
理由はシンプルで、シワになりにくいからです。
洗濯してもシワになりにくいので、アイロンをする手間が省けます。
マメな人でない限り、洗濯の度にしわくちゃになる服を毎回アイロンするのは正直面倒くさいですよね。
クローゼットの中にしわくちゃのまま眠っている服はありませんか?
ポリエステルは、洗濯に強く耐久性・速乾性があり、保管もしやすいので、長く愛用することができます。
似た素材に「ナイロン」があります。
シワになりにくい観点で言うと、ナイロンもオススメですが、ポリエステルに比べて価格が高いので、ポリエステルの方が流通量が多いです。
冬はニットが着たくなりますが、毛玉ができやすく耐久性がないので、なるべく買わないようにしています。
服の色にバリエーションはいらない
「この色は持っていないから」という理由で服を選ぶことはありませんか?
お洒落をしようと思うと、バラエティー豊かに服が欲しくなりますが、
服の色は、自分が好きな色だけ持っていれば大丈夫です。
カラフルにたくさん服を持っていればお洒落になるわけではありません。
その色を持っていないのは、「顔色に合わないから・奇抜な色だから・好きな色ではないから・落ち着かない色だから」など、何か理由があるはずなんです。
無理して持っていない色の服を買う必要はありません。
服の色を選ぶ基準
服の色は、以下3つに当てはまるものを買いましょう。
- 自分の肌色が明るく見える色
- 着ていると落ち着く色
- 自分が一番好きな色
最近パーソナルカラー診断が流行っていますよね。
私も一度受けたことがあるのですが、自分が思っていたのと全然違う診断になりました。
診断通りのカラーの服を選んでみたら、自分の顔色が明るくなってビックリ。
自分の顔が明るくなる色を知っておくと、高級な化粧品を買うよりも断然コスパがよいと思いました。
また、クローゼットの中は3、4色くらいで十分です。
むしろ、色が少ない方がコーディーネートがしやすくなるので、お洒落に着こなすことができます。
柄ものは買わない
好みの柄の服を見つけると、思わず手に取ってしまいますよね。
その時は、新鮮だからときめくのですが、柄ものはいずれ飽きてしまいます。
柄ものはインパクトが強いので、何度も繰り返し着るのを控えがちです。
服は無地のものを選ぶと着回ししやすく、飽きもきづらいのでオススメです。
まとめ : 服を買う時のチェックリスト
服を買うときに確認すべきチェックリストをまとめました。
- 今着ている服を脱ぎ捨ててその服に着替えたいと思うか
- 似たような服を持っていないか
- その服と家にある服でパッとコーディネートが思いつくか
- 試着したときに、首を傾げることがないか
- 生地はポリエステルか(シワになりにくい素材か)
- 自分の肌が明るく見える色か
- 無地か(柄ものではないか)
またボトムスは、以下のことも確認しましょう。
- 生地が柔らかく伸縮性があるか
- 自分の体型をカバーできているか
- ポケットがあるか
服を買うときは、パッと見の印象で服を購入してしまいがちですが、しっかり自分の条件に当てはまるか確認することが大事です。
終わりに : それでもまだ悩んで捨てきれない人へ
捨てようか、何度も迷う服はありますか?
毎回捨てる候補には入るけれど、手に取って悩んだ挙句、捨てるのが惜しくなりクローゼットへ戻してしまう服。
クローゼットを開けるたびに捨てようかなと頭を悩ませたり、着てみようかなと毎回チャレンジしてみるもののしっくりこなくて結局着なかったりを繰り返していませんか?
でも考えてみてください。
それは、その服に対して考え事をしている時間、その服に費やしている時間がとてももったいないです。
大袈裟かもしれませんが、そのような服で、あなたの貴重な時間が奪われていきます。
5回以上捨てる候補として、その服が頭をよぎるようであれば、捨てどきのサインかもしれません。
あなたは、その服に人生の貴重な時間を使い過ぎています。
今回は、ミニマリスト的思考で洋服の選ぶ基準をご紹介させていただきました。
これが全て正解というわけではないので、自分なりの基準をみつけていくことが大切ですね。
洋服が捨てられない、洋服選びに困っている方の少しでも参考になれば幸いです★
コメント