メルカリやヤフオクなどアプリで行うフリマが流行っていますよね。
そんな中で、実際に店を出店するフリーマーケットは、
- 送料がいらない
- 安くて大きいものが売れる
- 直接お客さんと交渉しながら売る楽しさがある
- イベントとして楽しめて、お小遣いが手に入る
といった利点があります。
ミニマリストになりたいのに、不用品が家に沢山溢れていてどうしよう・・・と悩んでいるなら、一度物を捨てる前にフリーマーケットを経験してみてはいかがでしょうか。
今回は、私の経験をもとに、フリーマーケットの出店の準備から当日まで手順を追ってご紹介します。
この記事は、フリーマケットをやるからには徹底してやりたいという方向けです。
フリーマーケット出店準備:①家中の不用品をかき集めよ
まずは、家の中の不用品をかき集めることからスタートです。
家族で行う場合は、家の一角に「不用品置きコーナー」を作ります。
家族に、「フリーマーケットに出していい不用品はここに置いておいてね」と伝えておき、何日間かかけて、ちょこちょこ不用品をかき集めていきます。
そして少し集まってきたら、「不用品置きコーナー」をジャンルに分けて区画を作りましょう。
食器 | インテリア・おもちゃ |
洋服・ファッション小物 | 雑貨類 |
売るときはジャンルに分けて並べたほうが良いです。
ごちゃごちゃに集めてしまうと、後々仕分けが大変になるので注意しましょう。
フリーマーケット出店準備:②出品する商品を把握する(価格設定等)
出品する商品が集まったら、初回の値段設定と最終値切り額、セールスポイントなどを決めていきます。
- カテゴリー
- 小分類
- 売るもの(名称)
- 初回値段
- 最終値切り額
- セールスポイント(備考欄)
パソコンが使える人は、エクセルでまとめると検索や計算が楽なのでオススメです。
カテゴリー | 小分類 | 売るもの(名称) | 初回値段 | 最終値切り額 | セールスポイント |
ファッション | 帽子 | 麦わら帽子(リボンが迷彩) | 500 | 100 | 未使用 |
ファッション | ベルト | ベルト(アイボリー) | 300 | 100 | |
ファッション | スカーフ | スカーフ(レオパード) | 800 | 500 | made in italy |
カテゴリー・小分類
あとで商品を探しやすくするために書いておきます。
売るもの(名称)
あとでどの商品か分からなくならないように特徴を書いておきます。
最終値切り額
家族などで出店する場合は、最低限いくらで売りたいのかを不用品を出した本人に確認しておくことが後々のトラブルを防ぐために重要です。
セールスポイント
お客さんに売り込むポイントがあればメモしておきます。セールスポイントは、ポップを作るときにも使えます。
フリーマーケット出店準備:③値札貼り
商品は、値札を貼ることをオススメします。理由は、以下の3つです。
【値札を貼る理由】
- 値段を聞きづらい人がいるため
- 安さのアピールをするため
- 複数人で出店する際に商品の値段を共有するため
商品自体は気になっているのに、値段がわからないために購入を見送る方がいます。
フリーマーケットに訪れるお客さんの中には、価格交渉を楽しみにくる方もいますが、値段を聞くのが苦手な方もいるので、商品に値札が貼付されていると、購入機会が増えます。
フリーマーケットで売るものは家の不用品・中古品が多いです。
お客さんも出品者の「不用品」「中古品」だよねという目線で商品をみます。
かなりのレア商品ではない限り、お客さんが買ってくれる理由となるのが、「安さ」です。
値札やポップで価格のアピールをして「安い」というインパクトを与えることができれば、お客さんの購買意欲は高まります。
複数人で出店する場合は、単純に自分が出品したもの以外の価格が分かるように値札を貼るのは必要です。
お客さんに値段を聞かれて安く売ってしまい、後々トラブルにならないようにしましょう。
【価格設定】
商品の値段は、少し高めに設定すると良いでしょう。
何故なら、お客さんは90%くらいの確率で値切ってくるからです。
特に開始40分くらいまではフリーマーケットに慣れたプロが、必ずと言っても良いほど値下げ交渉をしてきます。
最初から適性価格をつけてしまうと、想像以上に安い金額で売ることになりかねません。
ただ、全て高い値段を付けてしまうと、あそこの店は商品が高いと毛嫌いされてしまう可能性があります。
そのため、「目玉商品」を必ず作るようにしましょう。
私の場合は、洋服はALL300円、アクセサリーはALL500円、スカーフはALL800円などと、ある程度ジャンルに分けて値段を揃えました。
その方がお客さんにとってシンプルで安心感と購買意欲を与えることになると思います。
また、フリーマーケットではあまり高額なものを売ることはオススメしません。
フリーマーケットは、「安さ」を求めて来る人が多いので、高額な商品を衝動買いする人はほとんどいませんし、値切られて損をしてしまう可能性があります。
高額なものを売る場合は、メルカリやヤフオクなどの方が高く売れるでしょう。
また、高額ブランド品はフリーマーケットによってはお客さんとのトラブルを防ぐために、出品禁止になっている場合があります。注意した方がよいです。
フリーマーケット出店準備:④お店のリハーサル
フリーマーケット当日は、出店準備にあまり時間がとれません。
私が出店したフリーマーケットでは準備時間は1時間と決まっていました。
当日にどのように商品を並べるかを考えていたら、あっという間にフリーマーケット開催時間になってしまいます。
そのため、余力があれば実際の出店区画にどのように商品を並べるか、家でリハーサルして写真を撮っておき、その通りに商品を並べれば当日は楽でしょう。
【商品を並べるコツ】
- 目玉商品を作り、値札を目立たせる(お客さんの目にとまる)
- 映える商品をなるべく人の目につくメインに置く(人を引き寄せる)
- 衛生面のものは直置きは極力避け、クロスの上に置くか、台の上に置く(衛生面を気にする人もいる)
- アクセサリーはコルクに画鋲をさしてかけておくと見やすい
- なるべく用途が同じものは固めておく(何が置いてあるか分かりやすい)
- 〇〇円コーナーを作る(面白い)
- 机や台などを使って目線を上げると、お客さんの目にとまりやすい&机の下にも商品を並べられるので出店面積が広がる
- 洋服やファッション小物を売る場合は、近くに鏡を置いておく
- 洋服やファッション小物は、出店者から一番目の届かない位置に置くとよい(人目を気にせずに選べるため)
そして、前日には車に商品の積み込み作業をしておきましょう。
せっかく準備した商品が全部積み込めなかったとなるともったいないので、前日に積み込み確認をした方が安心です。
プラスチックの衣装ケースがある人は、衣装ケースに細々としたものを入れておくと、当日、衣装ケースの上に商品を並べることもできて、並べきれなかった商品をストックしておくこともできるので便利です。
フリーマーケット当日
フリーマーケット当日は、ドキドキワクワクしますよね。まずは、忘れ物がないように、持ち物チェックをしましょう。
【当日の持ち物チェックリスト】
- 出品商品
- フリーマーケット申し込み書類
- 出店料(各フリーマーケットによって異なる)
- アルコール(コロナ感染防止対策のため)
- 手袋(コロナ感染防止対策のため)
- セロテープ(補強用)
- 両面テープ(補強用)
- ガムテープ(補強用)
- 黒マジック(念のため)
- 赤マジック(値下げは赤で書き直すのが良い)
- ハサミ(補強用)
- 画鋲(補強用)
- インデックス(値札用)
- 紙(POP、値札用)
- 紙袋(マイバッグを持って来ていないお客さんが多い)
- お釣りのお金(例:10円10枚、50円5枚、100円20枚、500円5枚、1000円10枚)
- 売れたお金を入れる箱(お釣りと同じ箱になる)
- 電卓(お会計の計算)
- ジプロック(何かと便利)
- PC(商品をメモしている場合)
- テーブルor台(必要に応じて)
- 飲み物
- 小型扇風機(夏の場合、必要に応じて)
- タオル(夏の場合)
- パラソル(夏の場合、必要に応じて)
- 鏡(ファッション系を出品する場合)
- メジャー(何かと便利)
- ペン(メモしたり値札書いたりするため)
【出店位置】
フリーマーケットの会場が、入口と出口が共通の場合、その付近に出店するのがオススメです。
なぜなら、フリーマーケットにやって来たお客さんは、一番最初が一番元気だからです。
そして、検討したい商品があったときには、色々なお店をまわったあとに、最後にもう一度寄ってもらうことができます。
出店場所を選べる場合は、入口・出口のなるべく近い位置を選ぶようにすると良いでしょう。
ただし、車出店の場合は、受付した人から順に奥に通されることがあります。
そのため、早めに受付をしてしまうと、入口・出口から最も遠い位置に出店することになってしまうので、様子を見ながら受付すると良いと思います。
【開始40分までが勝負】
フリーマーケットを目的に来るガチのお客さんは、良い掘り出し物を狙いに来るので、開始40分までにガチのお客さんが殺到します。
そのため、売る側も開始40分までが勝負となってきます。
40分の間に値切り交渉などをしながら、なるべく多くの商品を売るように心がけましょう。
興味を持ってくれたお客さんには、積極的に声をかけると良いでしょう。
値下げ大歓迎で早く売りたい商品に興味を持ってくれている場合は、「値下げしますよ」「〇〇円でも良いですよ」と声をかけてください。
ただ、ファッション系の商品を選んでいる場合は、人目を気にされる方も多いのでそっとしておく方が良いかもしれません。
【交渉方法】
- とにかく今日安くても売ってしまいたい商品は、お客さんが興味を持っていることに気付いたら、こちらから「値下げ」を提案する
- 買う気満々のお客さんには、こちらからは値下げの提案はしない
- 値下げは商品の値段にもよるが100円単位で行う、安い商品は50円単位で行う(お客さんは、フリーマーケットでは少しでも安く買えたらラッキーと思っているので、表示価格よりも少しでも安くなれば満足する可能性が高い。こちらから大幅な値下げを提案する必要がないこともある)
フリーマーケットをやってみての反省点は?
フリーマーケットを実際にやってみた後の反省点は以下の通りです。
- 欲目が出てしまい、実際の価値より値段設定を高くつけてしまった。フリーマーケットは安いものしか売れない。
- 値段設定の高いものを、一番目立つところに置きすぎてお客さんの抵抗感を仰いだ。
- フリーマーケットの開催場所によってターゲット層が変わってくるので、あらかじめ、どのような年代の方が訪れるか調査しておくと良い。(高齢の方がたくさん来るところで、若者のものばかり売っても意味がない)
- 出店場所は、入口・出口に近いところが良かった(今回は張り切って受付を一番乗りでしてしまい、一番奥へ通されてしまった)
- 値札は色分け不要だった(カラフルな付箋を使って値段ごとに色分けをしたが、値下げなどするし意味がなかった)
- 何がいくらで売れたかを把握したい場合は、スマホのメモに記録しておくとよい
- 最初の40分間が勝負なので、そこで頑張って売る
- 椅子は不要(売れたらどんどん商品の配置換えをする必要があるし、ある程度時間が経ったら値札に赤ペンで値下げをしていったりするので座って寛ぐ時間はなかった)
- 値下げ交渉されたら、その人は買う気があるので、50円単位〜で値引きに応じる
- お店の目玉として、「0円コーナー(ご自由にどうぞ)」を作ったが、0円でなく、最低10円はつけておいた方が良かった
実際にどんなものが売れた?
私が出店したフリーマーケットでは、高齢の方が多く訪れましたが、実際に売れたものについてグラフで表すと、ファッション系(服、帽子、カバンなど)が一番売れました。
想像以上に売れなかったのは、「食器」、「本」、「アクセサリー」。
BOOKOFFなど本を安く手に入れられるお店があるからなのか、本には目もくれない感じでした。
高額で一番売れたのは、「お線香」や「お香」。
「タオル類」を探しているお客さんも結構いたので、売れると思います。
「CD」や「DVD」を買いに来るお客さんも意外と結構いました。
終わりに:家の不用品に困ったらフリーマーケットを楽しもう
フリーマーケットでは、沢山売り上げることを目的にするものではありません。
高額商品がバンバン売れることは少ないでしょう。
現に私も沢山売りましたが、2万円強程の売り上げでした。
1日のイベントを楽しむ感覚で、お客さんと色々お話しながらお小遣い稼ぎをするという感覚でやると良いと思います。
そうは言っても少しでも売りたい、そんな方に今回は私のフリーマーケットでの反省点をもとに記事を書かせていただきました。
フリーマーケットは、言わば家の不用品のリサイクルです。
不要なものだけどゴミに出すにはもったいない…そんなものが誰かの手に渡り使ってもらえるなら本望ですよね。
メルカリ、ヤフオクなどは、送料がかかるので、送料のかかる低価格のものを売るには向いていません。
そんな家の中の不用品たちをフリーマーケットというイベントを通して売ってみてはいかがでしょうか。
これからフリーマーケットをやってみたい人、やる予定の人の少しでも参考になれば幸いです★
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