静岡県の三島近辺で、繊細な日本料理をコースで楽しめるお店を探していませんか?
雰囲気のよい女性店主が切り盛りする、旬の食材を食べさせてくれるお店。
店主の手さばきと人柄に惚れ惚れしてしまいました。
今回ご紹介するのは、絶品日本料理コースが食べられるお店「季節料理 あまね」です。
基本データ
名称 | 季節料理 あまね |
住所 | 〒411-0841 静岡県三島市南本町16-5 |
お問合せ | 055-939-6270 |
営業時間 | 18:00-21:00 |
定休日 | 火曜日 第3水曜日 |
予約可否 | 予約可 |
座席 | 11席 ・カウンター席 : 7席 ・テーブル席 : 4席 |
個室 | 無 |
駐車場 | 無 |
公式HP | https://nbjg200.gorp.jp |
外観
良いものを食べさせてくれるんだろうなと思わせる和テイストの外観。温かみのある木目がお洒落です。
日が落ちる前はこんな感じ。
店内
こじんまりとした清潔感のある店内。
L字型のカウンター席が7席と、奥に4人掛けのテーブル席が1つあります。
店主の手さばきが見られる「カウンター席」が断然おすすめです。
3人以上で行く時は、カウンター席でL字に座ればお話しやすいですよ。
荷物を置かせてもらえるボックスも用意してくれています。
座席のセッティングは、お箸とおしぼり。
おしぼりからほのかに香るヒノキの香りに癒されました。
料理メニュー
料理メニューは、おまかせコース料理のみです。
おまかせコース料理
おまかせコース料理には2コースあります。
①7,700円 (当日予約可)
②11,000円 (営業日2日前までに要予約)
電話で予約すると、「アレルギーや苦手な食材はありますか?」と聞いてくれます。
アレルギーは言い忘れてしまうこともあるので、お店の方から聞いていただけるのはありがたいですね。
ドリンクメニュー
ドリンクメニューも豊富です。
瓶ビール 中瓶
・スーパードライ 800円
・一番搾り 800円
・エビス 858円
ノンアルコール
・ドライゼロ 500円
ハイボール
・知多 800円
・竹鶴 850円
焼酎
【芋】
・三岳(みたけ) 550円
・いも麹芋 550円
・不ニ才(ぶにせ) 600円
【麦】
・屯(たむろ) 550円
・大島 550円
【米】
・よろしく千萬あるべし 550円
※ロック、水割り、ソーダ割り(+50円)
果実酒
・八海山梅酒 500円
・あらごし梅酒(梅の宿) 500円
・あらごしれもん(梅の宿) 500円
※ロック、お湯割り、ソーダ割り(+50円)
ソフトドリンク
・ウーロン茶 400円
・ジンジャエール(辛口) 400円
・ぶどう酢(中伊豆ワイン) 550円
※水割り、お湯割り、ソーダ割り(+50円)
日本酒
・中屋(なかや 静岡)山廃本醸造 700円
・緑川(みどりかわ 新潟)本醸造 800円
・喜久酔(きくよい 静岡)純米 800円
・鶴齢(かくれい 新潟)純米吟醸 900円
・山本(やまもと 秋田)純米吟醸 900円
本日の日本酒
・大七(だいしち 福島)純米 生酛 夏酒 800円
・ちえびじん(大分)純米生酒雄町 900円
・亀の海(かめのうみ 長野)純米吟醸 夏酒 900円
・赤武(あかぶ 岩手)純米吟醸 愛山 1,000円
・志田泉(しだいずみ 静岡)純米吟醸 3,000円
どんな日本酒か気になれば、1つ1つ店主が細かく説明してくれます♪
お勧めワイン(750ml)
【白ワイン】
・ドメーヌ・ドベルヴュー・トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン・ブラン 4,600円
・シャルドネIGPヴァル・ド・ロワール 4,600円
・ブルゴーニュ ブラン シャルドネ7,800円
・ベルナン ヴェルジュレス レ ベル フィーユ ブラン10,500円
【赤ワイン】
・ブルゴーニュ ピノ ノワール 7,800円
・クローズ・エルミタージュ 10,000円
7,700円のおまかせコース料理を食べたのでレビュー
私が行った時のおまかせコース料理をレビューします。
実際の所要時間と品数は?
私は、「7,700円のおまかせコース料理」を事前に予約して行きました。席に着いてからお店を出るまで実際にかかった時間は、約2時間半でした。
料理はタイミング良く出てきました。
おまかせ料理の品数は、デザートも合わせて7、8品です。(その時々で品数は違うようです)
同じ時間帯のお客さんがいると、同じコースでも少しずつお料理の内容を変えているようです。
先のお客さんのお料理を見てネタバレにならないようにしているのかなと、細かい配慮に感動です。
2023年5月初旬に行ったときのメニュー
1.グリンピースの冷製茶碗蒸し
トッピングされているのは、グリンピースとタケノコ。グリンピースのたれがかかっています。
中にはホタルイカ、ゆりね、よもぎ豆腐と珍しい具材が入っていて最高に美味しいです。
器もとても可愛い。
2.山菜とアオリイカの酒盗あんかけ
アオリイカと山菜の最強コラボに酒盗のあんかけがかかっています。
美味しくない訳がない。
山菜は、ワラビ、こごみ、イタドリ。
酒盗は、魚の内臓を原料とする塩辛のことです。
3.お造り
宮城沖の本マグロとヒラメです。口に入れるととろけます。
カウンター越しから見ていると、さばきが気持ちいいくらいにうまいです。
皿にちょこんとある「ワサビ」もこだわっていて感動しました。
その場ですって、味見して、ダメだと思ったらもう一度すり直して、最後に少しもんで作られています。
店主のこだわりを持った料理さばきに感動。
4.メヒカリの一夜干し、ニラのお浸し、タラの芽の酢味噌和え
メヒカリの一夜干しは、ホロホロ柔らか。思わず頬がニヤけます。
ニラのお浸しには、椎茸と桜海老がのっています。お浸しにニラという発想がまた良いですね。
タラの芽の酢味噌和えも感動ものです。なかなか食べられるものではありません。
5.牛肉の煮物あん
この牛肉も柔らかい。そして、上にのっている木の芽と優しいスープがマッチして身体が喜ぶお味です。
店主が、ニコニコしながら、「追い木の芽も出来ますよ♪」とおっしゃってくれました。
「木の芽」は、山椒の若芽を摘み取ったものです。
この木の芽、店主がパンっと叩いて香り出しをしていました。かっこいい。
6.山菜の春巻き
アツアツの春巻の中にはたっぷりと山菜が入っています。
プリっとした海老も入っていました。
最高に美味しい春巻きでした。
7.あさりごはん、赤だし、漬物
ご飯は、あさりのだし、昆布だし、お塩で味を付けて炊いています。
炊いた後に、酒蒸しあさりと三つ葉を混ぜて蒸した後、お茶碗によそってくれます。
殻を付けたまま一緒に炊くと、ご飯が潰れてしまうそうです。繊細さが素晴らしい。
美味しくて思わずおかわりしちゃいました。
8.ほうじ茶アイス
手作りのほうじ茶アイスです。ほうじ茶の風味がフワッと香ってとても美味しい。
温かいほうじ茶も出してくれました。
2024年1月初旬に行ったときのメニュー
1.青大豆のひたし豆と数の子
東北地方の郷土料理でも知られるひたし豆に新年を感じさせられる数の子。
2.お造り
青森の小マグロとアカハタのお刺身。プリプリ新鮮でとても美味しいです。
3.マナガツオの塩焼き、菜花のお浸し、ヒラメのりゅうひ巻、金柑の蜜煮、なます、わさび味噌
お正月を感じる一皿です。マナガツオの塩焼きが絶品でした。
わさび味噌は日本酒とマッチ。
4.ブリと丸大根のお椀
丸大根がとろとろとろける柔らかさ。優しい味のお椀でした。
5.豆乳と葛粉で作ったカニクリームコロッケ
出汁ソースを付けていただきます。香箱ガニを使っているためクリームにつぶつぶが入っていました。口に入れた瞬間にとろけます。
6.金目鯛と天然水セリのご飯、味噌汁、漬物
昆布だしを入れて窯で炊いたご飯は、水セリの風味が最大限に生かされていました。
7.黒豆煮干し
黒豆を煮て干したもの。ほんのりと甘味がありました。
ドリンクも色々楽しめる
瓶ビール 中瓶の一番搾り。
あらごし梅酒(梅の宿)。グラスが可愛いです。
八海山梅酒。
ほとんど日本酒に近い梅酒でした。
日本酒 赤武(あかぶ)。これまた器が可愛い。
どんなお酒か聞くと、店主が細かく説明してくれます。
女性店主に惚れ惚れする
2023年で6年目になる「あまね」。
あまねの店主には惚れ惚れしてしまいます。
カウンター越しから伝わってくる料理に込める魂、集中力、そして手際の良さ。そして話しかけた時の笑顔…。
到底真似できないけれど、とても刺激を受けました。
大仁出身で、熱海と修善寺で修行をして、三島にお店を出したそうです。
おまけ : 店名「あまね」の由来は?
開店するにあたって、「旬の料理を出したい」という気持ちがありました。
「旬」とうい意味には、「あまねくゆきわたる」という意味があることから、店名を「あまね」にしたそうです。
終わりに : 「季節料理 あまね」は女性店主が旬のものを食べさせてくれる日本料理屋さん
今回は、三島周辺で美味しい日本料理コースが食べられるお店「季節料理 あまね」をご紹介しました。
記念日や自分へのご褒美など贅沢したい日は、女性店主の作る絶品コース料理をぜひ堪能してください。
予約必須のお店です。
皆さんの店選びの参考になれば幸いです★
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